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てんてん

てんてん

1981年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。2004年株式会社アマナ(現 株式会社アマナホールディングス)に入社。2013年に独立し、2015年株式会社佐藤写真館設立。

INFO: 写真集「GREEN GREEN」BOOK AND SONSオンライン販売開始



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祝10周年

2023年1月31日

今年も独立記念日の2月1日がやってきました。                              

僕がフリーランスのカメラマン「てんてん」になったのが2013年2月1日なので、今年は10年目の節目の年になります。

10年前の僕は、どんな志を持ってフリーランスになったのだろうか。

写真家として、ただただ、もっと高い所を飛びたくて会社を飛び出した気がします。

とりあえず、フリーになった時に立てた3つの目標は達成できました。

1、コマーシャルフォトで特集してもらう。

2、NHKの朝ドラのポスターを撮影する。

3、写真集を出版する。

だから……、1番奥の10年前のてんてん君、ゆっくりだけど君はけっこう頑張ってるぞ!

今のリアルな目標は、5年以内に軽井沢に佐藤写真館を建てることです。

5年後のてんてんさん、楽しみにしてるよ!

少し話はそれますが、昨年の2月に、食道癌の闘病の末に母が他界しました。

喉が痛いなーと思いつつも我慢していたらしく、検査した時にはステージ3で、みるみる体調が悪くなっていき癌の発見から1年ほどで亡くなってしました。コロナが明けたら、父母、4兄弟のそれぞれの家族みんなで温泉でも行きたいなーと思っていた矢先の出来事だったので言葉で言い表せないくらい悲しかったです。

そして、何より早期発見してあげれなかったことが、非常に悔しいです。

母の通夜の時に、棺桶の横に、見たことない分厚いアルバムがたくさん置いてあって、そのアルバムには、初めて見た母の若い頃の写真や、昔の家族写真がたくさん貼ってありました。お母さんの若い頃の顔、僕の奥さんに少し似てるなーとか思いながら見ていたら、最後のページに、10年前の母の日に贈った、母が好きだった紫陽花に添えたメッセージカードが貼ってあって、そのカードには「日本一のカメラマンになります」と一言だけ書いてありました。いつも厳しく、だけど最後には優しい母に、最後に1発、全力でケツを叩かれた気持ちになりました。

母は偉大だ。

今のエピソードは、ケツメイシに16小節のラップにしてほしいくらいです。

そんなこともあったりして、絶賛公開中のスラムダンクの映画が最高すぎて、僕の心を何度も震わせます。人生で初めて、同じ映画2回映画館で見てしまいました。

長くなってしまいましたが、言いたいことはただ一つ。

「今年のてんてんさんは要チェックや!」

2月1日

2022年2月1日

毎年2月1日はもの思いにふける特別な日です。            

何故なら2月1日は、9年間お世話になったアマナを退社してフリーランスのカメラマンになった日だからです。僕にとっては独立記念日と呼べる日で、今では1年で1番過去を振り返る日になりました。2013年2月1日の僕はどんなことを考えていたのだろうか、過去の自分に見られて恥ずかしくない日々を生きているのだろうかなどと考えてみたりします。おかげさまで、2021年は念願の仕事ができて、写真集も作ったので100点満点の年になりました。

故郷の宮城県を離れて22年

日本大学芸術学部を卒業して18年

カメラマンになって14年

僕を育ててくれたアマナをやめて9年

夫になって8年

父親になって6年

本当に月日の流れは早くて9年間で人生は大きく変わり、結婚して2人の娘の父親になりました。

日々、当たり前のように流れていく時間の中に小さな幸せを感じていたりします。

コロナ禍になって2年が過ぎようとしているが、早くマスクを外して、外の空気を思いっきり吸い込みながら写真を撮りたい!2022年はどんな年になるのでしょうか?

おーい!1番奥のハッセルぶら下げてる2013年2月1日のてんてんさん、あなたは2022年も元気にカメラマンやってるぞ!

写真集「GREEN GREEN」オンライン販売開始

2021年11月18日

僕の写真集「GREEN GREEN」がオシャレな本屋さんBOOK AND SONSさんのオンラインストアで販売が開始されました。

写真集の在庫の重さで家の床が抜けそうなので、みなさん是非買ってください!助けて!!

https://store.bookandsons.com/?pid=164717447

写真集の内容を少しお話しすると、長い間、題材なく徒然なるままに撮ってきた写真たちを、諸行無常にまとめたもので、自分なりに人生や世界を肯定しようとあがいてきた、未熟な写真家の眼差しで構成された写真集になっています。

古い写真は18年前、最新は今年の6月に撮影したりと、月日はバラバラで、写真集としてまとまるのかとても不安でしたが、いざ写真集にまとめてみると、ページをめくるたびに言葉を発するように並べられた写真たちが、見る人に何かを伝えれるような写真集になったのではないかと思います。

一番の見所は、背中に大きい刺青を彫るような気持ちで書いた、巻末の恥ずかしい文章かもしれません。

ここからは、全国の書店で働く方々にお願いです。

「GREEN GREEN」在庫たくさんあるので、自分のお店で取り扱ってみたいという方、是非お声がけください!

たくさんの人に見てもらいたいのでご協力のほどよろしくお願いいたします。

写真集『GREEN GREEN』
価格/¥5,000
ページ数/84ページ
デザイン/古谷萌(Study and Design)
プリント協力/寺屋宣康(GRAIN HOUSE)
印刷・製本/八紘美術

てんてん展(GREEN GREEN)

2021年11月13日

数少ない読者さま、お久しぶりです。

僕は元気にやっています。

いやー、今回もだいぶ空いてしまいましたねー。

なんでかって、とにかく忙しっかたんです。

今年の3月くらいでしょうか?

今年は写真集を作って展示しようと思って、仕事の合間をぬっては、ずーーっと写真を撮り歩いては、グレインハウスの寺屋さんにプリントしてもらい、写真の並び順を考えたり、巻末の文章考えたり、印刷場に通ったりしていました。

なんで写真集作ろうと思ったかって、私は今年で40歳になるからです。

30代の間に、今まで撮ってきた写真たちをまとめて、世の中に出してあげたいと思ったのです。

写真集を作るって大変ですね。

お金があれば写真集はいくらでも作れるんですけど、それよりも世の中に発表する勇気の方が必要です。

完成した写真集を、自分の知らない人が見たときに、どんな反応をするのだろうかと考えたら、怖くなって食欲が無くなり3kgほど痩せてしまいました。自意識過剰なんでしょうか?写真のことになると人からどう思われるか凄く気にしていまいナイーブになってしまいます。

写真集の内容は、長い間テーマを持たずに撮ってきた写真たちを見直し、今年の3月から駆け足で撮りたした写真を混ぜて、テーマ無き写真たちにテーマを見出した写真群になっています。

私の仕事の写真のイメージしか無い人には新鮮なのでは無いでしょうか。

これが、本当のてんてんです。

ブログで告知する暇なく、写真展も終わってしまいましたが、11月2日から11月7日の6日間、森岡書店さんでの展示も無事に終わり、非常に清々しいです。

写真集のデザイン、宣伝ツールの制作は、全てStudy and  Designの古谷萌君にお願いしました。



写真集作ってよかった!

写真展してよかった!

古谷君にデザインお願いしてよかった!

写真が好きだ!

また写真集作ろう!



そんなことを思った、てんてん展でした。







おかえりモネ

2021年6月11日

ずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと憧れてた、NHKの連続テレビ小説のポスターを、念願叶い撮影しました。  

今回のドラマの舞台は、僕の故郷宮城県で、主演は清原果耶さんです。    

我が家の1日は、朝ドラを見てから動き出します。             

椎茸農家をしていた宮城県の両親は、4人の息子を育てながら、朝から晩まで毎日働いていたので、お昼休憩にみんなで見る朝ドラの再放送が日々の楽しみでした。

高校生の時にカメラに出会い、写真の大学に入り、写真で飯を食べて行こうと決めた日から、この仕事に繋がっていたように思えました。          

そして、やっと親孝行出来た気がしました。

お母さん、ヒロフミは東京で頑張ってます。

写真は左から、僕に今回チャンスをくれたプロデューサーの川口さん、僕、信頼してるAD古谷萌くん、撮影大成功の笑顔です。

                        

2020年最後の日に思うこと

2020年12月31日

お久しぶりです。

みなさんは、この年末どのようにお過ごしでしょうか?僕は、大学の友人達と、三夜連続で桃太郎電鉄に興じて寝不足です。姑息な手段を駆使して成り上がろうとする自分のプレイスタイルに嫌気がさして、後味が悪い年末になってしまいました。

2020年はコロナウィルスなしには語れませんね。本来ならばTOKYOオリンピックが開催されて、たくさんの名シーンが生まれていたはずです。我が家も100m決勝のチケットが当選していたのでオリンピックを非常に楽しみにしていました。はたして、来年、本当に開催されるのか、世界中の人々が疑問に思っていると思いますし、開催するべきではないと思っているでしょう。僕も、正直、開催するべきでは無いと考えていましたが、先日行われた柔道男子66キロ級東京五輪代表決定戦の阿部選手と丸山選手の激闘を見てしまったので、どうにか開催して欲しいという気持ちが強くなってしまいました。二人とも、オリンピック開催が危ぶまれる中での代表決定1発勝負を目標に、よくぞここまで調整して、素晴らしい試合をしてくれました。テレビの画面越しにも、道場に張り詰める緊張感、二人の激しい闘気が静かにぶつかり続ける、息する間も与えない名勝負で、どちらが代表になっても金メダルが取れると思いました。

コロナは僕らの仕事にも大きな影響を与え、4月、5月は全ての仕事が止まってしまい、それでも、6月から動き出して、現場では基本マスクやフェイスシールド着用し、打ち合わせもオンラインがメインになってしまいました。いまだにオンラインミーティングには慣れないです。最初は打ち合わせのために、移動しなくていいから楽だなーとか思っていましたが、やっぱり、人に会いに行くという、一見無駄かと思える時間や、顔を突き合わせて話すことでないと伝わらない、ニュアンスや思いというもがあると感じました。

そんななか、今年はカメラマン人生で目標の一つにしていた念願の仕事を、僕の情熱と執念で掴み取り、ポスターの絵作りから関わらせてもらって、撮影も最高の形で終わることができた年でもありました。仕事の内容はまだ言えませんが、来年のブログで詳しくお伝えしようと思います。

もう一ついいことがありまして、8月に我が家に新しい家族が増えました。コロナ禍の中での出産なので、もちろん立ち会うことができなかったのですが、奥さんが頑張ってくれて、無事に元気な女の子が誕生しました。二人姉妹です。家族にためにますます仕事頑張ろうと思う2020年でした。

2021年はどんな年になるのでしょうか?

先の見通しがつき辛い状況が続きますが、みなさんくれぐれもご自愛ください。

来年もよろしくお願いいたします。