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てんてん

てんてん

1981年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。2004年株式会社アマナ(現 株式会社アマナホールディングス)に入社。2013年に独立し、2015年株式会社佐藤写真館設立。

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晴れがちな男

2019年8月4日

僕は、晴れがちなカメラマンです。
カメラマンにとって、「晴れ男」とか「雨男」のイメージってすごく大事な気がしていて、そういう意味で、皆さんには「晴れがちな男です」と言っています。
晴れ男と名乗るほどの自信もなく責任も取れないが、ロケは結果的に晴れるので、決して雨男ではない。
晴れる確率75%位の「晴れがちな男」です。
そもそも、「晴れ男」「雨男」のくだらない概念を無くしたい。
「晴れ男」はいいが「雨男」と言われている人が可哀想すぎるし、凄く性格が明るい「雨男」でも、なんだか暗い印象を持ってしまいます。
ちなみに「晴れ男」は名乗ったものがちで、名乗った人の、そのだいたいがガサツな人が多い印象です。
最近「天気の子」を見たので、そんな話題からスタートです。

前回の続きで、大学受験です。
高校時代に写真家になりたいと思い始めた僕は、両親に大反対されましたが、
日本大学芸術学部写真学科を目指し猛勉強を始めました。
要領が悪かったせいか全然成績が上がりませんでしたが、夏休みは毎日13時間位勉強してました。
高校3年生の時の我が家は、お父さんが突然、市議会議委員の選挙に立候補したり、それが原因でお母さんが家出をしたりと、バタバタで、
妻が家出した立候補者の息子として学校で少し有名人になったりしました。
ちなみにお父さんは1位で当選して、お母さんは3年後に帰ってきます。
僕も、3つ大学を受験して、見事、日芸写真学科だけ合格することができ
憧れのキャンパスライフを送ることになります。


大学の最初の印象は、女の子がみんな可愛くてビックリ!!
田舎の男子校から来たから余計にそう感じたのかもしれませんが、
写真ブームのおかげなのか、学年の半分以上女の子でみんな可愛いし、
受験勉強頑張ってよかったとその時感じました。
だが、その一方で、あんまり写真が凄い人がいないなとも思いました。
僕としては、全国の写真部上がりの、ネルシャツ、ケミカルジーンズ、メガネをまとった猛者だらけだと想像していたので肩透かしです。
大学生活は総じてメチャメチャ楽しく、コンビニで夜勤のバイトして、授業出て、暗室入って、長い休みは写真旅に出ての繰り返しでした。
在学中は、写真のコンペがあればなるべく出すようにしていて、1年生の時に出品したハッセルブラッドスクールフォトコンテストでグランプリを受賞してしまったのが、カメラマンになることを決定づけたように思います。


そんな大学生活も3年位で飽きて、これからどうしようかと思いながら就職の掲示板を見る日々が何日か続き、広告写真制作の会社の募集があったり、街中で見た無印良品の看板広告に感動したりして、次第に広告に興味を持つようになっていきました。

次回は社会人編です。

写真は、パクチーの成長を観察する近所の兄弟に混ざってお絵描きする娘