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てんてん

てんてん

1981年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。2004年株式会社アマナ(現 株式会社アマナホールディングス)に入社。2013年に独立し、2015年株式会社佐藤写真館設立。

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ウミノオト

2018年8月20日

夏休みということで、我が家は8月頭に奄美大島に行ってきました。
本当の目的地は、鹿児島県奄美大島からフェリーで20分位のところにある加計呂麻島です。
島が好きで、前にテレビで加計呂麻島のことを紹介していて、すごく良さそうな島だったので今年行くことにしました。
奄美大島に着いて、2日目に加計呂麻島に行く予定でしたが、
台風の影響でフェリーが欠航になってしまい、宿の近くの砂浜で娘と遊ぶことにしました。
ウチの娘は8月で2歳7ヶ月になりますが、自分より少し年上のお姉さんが大好きで
(もれなく遊んでもらえると思っているから)、
お姉さんを見つけると、相手の様子を見ながらジリジリと近づいて行きます。
この日も、砂浜で3人の子供を連れたファミリーが貝殻を拾っていて、
早速発見した娘はジリジリと貝殻ファミリーと距離をつめ、ほどなくして、
ごく自然に一緒に貝殻拾いをして遊び始めました。
貝殻ファミリーも関東から遊びに来ていて、少し話した後、
ファミリーのお母さんが、僕の娘の耳に貝殻を優しくあてて
「海の音が聞こえるよ」
と娘に教えてくれました。
その瞬間、僕は少しハッとしました。
こんな、当たり前というか、一般常識というか、子供の頃に誰もが経験したことがある、
素敵知識を忘れていた自分に驚いたのです。
そして、僕が逆の立場になったときに、子供の耳に優しく貝殻をあてて
「海の音が聞こえるよ」と言える粋なお父さんになろうと思いました。
3日目は、念願の加計呂麻島に行くことができ、車で島をぐるっと回りつつ、海で遊んで、奄美大島にもどりました。
加計呂麻島は、本当に良い意味で何も無い島で、今度来るときには島で2.3泊してゆっくりしたいと思いました。
この夜、奄美大島祭りということで島の中心地で花火大会がありました。
かき氷が好きな娘は、早速カキ氷屋台を見つけて、生まれて初めてのブルーハワイを夢中で食べていました。
花火が始まってもブルーハワイに夢中、初めての花火大会を見る娘のリアクションを期待していたのに…、
娘はブルーハワイに夢中……。
花火がバンバンあがる中、カキ氷を食べ終わった娘は、
「ハナビ、コワイッ」
2歳児にとって、花火大会の大きな音は恐怖でしかなかったようで、
大泣きし始めたのでみんなで宿に帰りました。
写真は、娘が奄美大島の砂浜で集めた夏のカケラです。